佐橋 佳幸さん(プロデューサー/スタジオ ミュージシャン)
&
Gibson '68 Les Paul-Std


取材日:1999.9.23
佐野元春コンサートツアー "Stones and Eggs"
渋谷公会堂/チューニング ルームにて





シリアルNo,・・・ 528953 (1968年製)
ネック・・・ マホガニー1P
指板・・・ ローズウッド
ペグ・・・ GOTOH クルーソンタイプ 3×3(交換済み)
ナット・・・ 牛骨(交換済み)
フレット・・・ オリジナル
ボディー・・・ メイプルTop / マホガニーBack
ピックアップ・・・ Lindy Fralin P-90
コントロール・・・ 2 Volume / 2 Tone
3点セレクタースイッチ
ブリッジ・・・ GOTOH T.O.M(交換済み)
テイル ピース・・・ アルミ テイル ピース
弦・・・ D'Addario EXL110(10~46)
ピック・・・ Fender Heavy/Jim Dunlop 1mm/Jim Dunlop
0.88mm/Jim Dunlop 0.73mm、形は全て、ティアドロップ。
上記のPickを、曲調によって使い分ける。

●ペグはGroverが付いていたが、穴埋めをして、GOTOH製のクルーソンタイプに変更した。
●ピックアップは、現在Lindy FralinのP-90が乗っているが、今後、オリジナルのOld P-90(50's or 60'sで状態の良い物)に変更になる可能性もある。
●ジャックプレートは、オリジナル(プラスティック製)だったが、プラグ抜き差し時のトラブル(プレートの割れ)を防ぐため、メタル製の物に変更した。
●その他、オリジナル。
●弦高は、低い。

※サイケデリズム・スタッフより
「こちらのレスポール、オリジナル・フレットで、程良く弾きこなされているわりにはネックの状態が良く、マホガニーネック独特のうねりや、波打ちがない、非常にクオリティーの高いGuitarです。」

Comment

佐橋さんは、随分前からこの仕様(Gold Top、P-90、T.O.M、スモールヘッド、1Pマホガニーネック)のレスポールを探されており、以前、当店Staffと一緒に飲みに行った時、酒の席でも「エレキの究極はP-90だ!」と熱く語っていたのを憶えております。そこで、この度、どんな理由で、このレスポールを選んだのか?また、なぜ、長年この仕様(56年製 or 68年製)のレスポールを探していたのか?教えて下さい。

まず、僕の大好きなギタリストである、レス・デューディック(元.Boz Scaggs Band)/ジョー・ウォルッシュ(Eagles)/etc...が、愛用しているというミーハーな理由が一番。 あとシングルコイルのギターが好きで、一度はP-90がマウントされたものを弾きこなしたいと思っていたので。 何より、『レスポールにシングルコイルのピックアップ』という組み合わせが魅力的でした。
※サイケデリズム・スタッフより
「佐橋さんは、このレスポールを入手するにあたり、8/24の佐野元春さんコンサート リハーサルと、9/1の福山 雅治さんレコーディングの2回に渡り、実際の仕事現場で戦力を徹底分析、入念なチェックの末、"ジョー・ウォルッシュと同じ音がする!"と少年の様な笑顔を浮かべ、Getに至りました。その後、細部のカスタマイズを経て、9/8の小田 和正さんレコーディング時に晴れて納品、早速その日の録音から使っていただいております。みなさんの目の前には、9/10福岡サンパレスでの佐野元春さんコンサートから登場してます。今後、佐橋さん所有のエレキ物の中で、57年製のGold-STと並び、1、2位を争うメイン ギターになるのでは?と思われる名器です。ほんと〜要チェックですョ!!」

先日のサウンドチェックの際、自身のFender コンサート アンプにつなぎ、「テレキャスターに近いサウンドがするね。」と、大変気に入られ音出しをしていらっしゃいましたが、今後、レコーディングでの「音作り」に際し、アンプとの組み合わせ等で具体的なアイデアはお持ちですか?
それから、弾きこんでみての「新たな発見」などあれば是非お聞かせください。

コンサートアンプでチェックしたのは、僕がメインで使っているギターアンプだから。 今後、マーシャルやハイワットでも使ってみるつもりです。
初めて使ってみて判ったのは、意外とオールマイティーなギターだという事。 これからいろいろ試してみようと思っています。

佐橋さんが「好んでいる」or「影響を受けた」、『これぞレスポール サウンド!』というアーティスト、アルバムなどが有れば、教えて下さい。

レス・デューディック(元.Boz Scaggs Bandで、Allman Brothers Bandのアルバム「 Brothers And Sisters」にも参加、ソロアルバムも出てます。)と、ジョー・ウォルッシュ(言わずと知れたEaglesのメンバー、The James Gangやソロでも名演多し。)のアルバムは、全て必聴です。
まぁ、でも何よりレス・ポール氏の作品が一番なのでは?

Infomation

★佐橋 佳幸さんのアルバム紹介。

佐橋 佳幸『TRUST ME』発売中!!

山弦『JOY RIDE』発売中!!

山弦『INDIGO MUNCH』発売中!!

山弦『HIGH LIFE』発売中!!

SOY『SOY』発売中!!

SOY『SOY 2』発売中!!

オムニバス・アルバム
『mf Vol.1』
発売中!!

オムニバス・アルバム
『PRO-FILE of 11 Producers Vol.1』
発売中!!

オリジナル・サウンドトラック
佐橋 佳幸・坂本 龍一『ストーカー 逃げきれぬ愛』
発売中!!

★佐橋 佳幸さんの公式ホームページはこちらです。 http://www.fareastcafe.co.jp/sahashi/index.html





Special Thanks to Mamoru Furusawa (KOKOMO)
HOME

本サイトの画像・文章の無断使用を禁止致します。
COPYRIGHT (c) WEBSITE CREATED BY HAJIME MORITA