2005.01.12
奴雄六弦
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- Neck : 1 piece Mahogany
- Fingerboard : Brazilian Rose Wood (7-1/4'')
- Scale : 25.4"
- Fret : Medium
- Tuner : Gotoh 6連 Kluson Type Side Hall Pegu Nickel
- Nut : Bone
- Body Top : Center 2 piece White Ash
- Body Back : Center 2 piece Mahogany
- Pick Up (Neck) : Lindy Fralin P-90
- Pick Up (Bridge) : Lindy Fralin Steel Poled (43) 10K + 25% Output
- Contorol : 1 Volume 1 Tone 3way Selector
- Bridge : Callaham Vintage T Model
- Finish : Cadillac Green Metallic (All Lacquer)
- Strings : D'addrio EXL-110 (10-46)
- Strap : 鬼会 (西陣織/毘沙門亀甲に龍)
今回、昼海さんからのリクエストは「パッと見のルックスはスタンダードなTEタイプで、音色もTEの良さは残しつつ、ハムバッカーを使わずに、とにかくドスの効いた低音が出て、バンド・アンサンブルの中でも活きるギターを作って欲しい!」との事でした。
そこで、ボディ・トップは「フェンダー・ライクな音の粒立ちと低域」を大事にするために硬く重いアッシュ材を採用、それに加え、バック材にマホガニーを使用する事で「暖かいミッド&ロー」も実現。指板は本人の希望によりローズ(ハカランダ)を使い、ネック材には低音域と音響に優れているマホガニーを選びました。PUは、TEタイプのフロント・ポジションでのマッチングが良くウォームで低音豊かなリンディー・フレイリン製のP-90(フロント)と、「ルックスはTE、パワーはP-90」という特別発注により巻いてもらったハイ・アウト・プット仕様のスティール・ポール・モデル(リア)を搭載。ハード・ウェアには、音質や材質、そしてビスの1本に至まで遊びが無く完成度の高いカラハムのパーツを採用。アッセンブリにはクライオ処理が施されたパーツ類を搭載。フィニッシュは、ヴィンテージ・ギターでも使われ、音響効果に優れているニトロセルロース・ラッカー(色は、50年代のグレッチで使われていたキャデラック・グリーン)を使用。
結果、とても気に入ってもらえ、完成してから数日後に始まった東京事変コンサート・ツアー"dynamite!"から早速メイン・ギターとして大活躍しております。
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