2005.04.03
Moderncaster #001
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- Neck : 1 piece Maple
- Fingerboard :Brazilian Rosewood (7-1/4'')
- Scale : 25.4"
- Fret : Jim Dunlop 6230
- Tuner : Gotoh 6連 Kluson Type Side Hall Pegu Nickel
- Nut : Ivory
- Body Top : 1 piece Alder
- Body Back : 1 piece Mahogany
- Pick Up : Kloppmann Early 60's Model Set
- Contorol : 1 Volume 2 Tone 5way Selector
- Bridge : Callaham Vintage S Model
- Finish : Purplish Blue Metallic(All Lacquer)
- Strings : D'addrio EXL-110(10-46)
音楽的に完成されている3シングル仕様のストラト・タイプをイジルのには若干の抵抗は有りましたが、コンセプトを”モダン・ヴィンテージ”とかかげ、ヴィンテージストラトの持ち味である「古き良き時代のロー・ファイなSTサウンド」と、最近のカスタム系ギターの多くが持っている「絶妙なバランス感」を融合させたストラト・タイプを製作する事にしました。
まずは、ボディ材のマッチングやプライ(貼合わせ)させる木の厚みを変え、幾度かのテストを重ねた結果、ボディ・トップには1960's STに使用されている代表的な材「アルダー(1ピース)」を●●mmで使用し、バック材には当店のオリジナル・ギターではお馴染みとなった”音響効果に 優れている”「マホガニー(1ピース)」を●●mmで貼合わせるという、ストラト・タイプでは殆ど前例の無いボディ・マッチングを採用しました。ネック 材にはスタンダードな「メイプル」を使用し、指板には「フラット貼りのハカランダ(クレイ・ドット)」を、ナット材には「象牙」を使用しました。PUは、国内ではまだ無名に近いですが、超高品質なヴィンテージ・リプレイスメントPUを製作しており当店イチ押しのKloppmann(ドイツ製)の「アーリー60's・モデル・セット」を搭載。ハード・ウェアには、音質や材質、そしてビスの1本に至まで遊びが無く完成度の高い「カラハム」のパーツを採用。アッセンブリにはクライオ処理が施されたパーツ類を搭載。フィニッシュは、ヴィンテージ・ギターでも使われ、音響効果に優れているニトロセルロース・ラッカー(色は、日本塗料工業会が発行している”オートカラー2004年版”を参考にした「パープリッシュ・ブルー・メタリック」)を使用しております。
この「Moderncaster」、その名に違わず、従来のロー・ファイ・サウンドを残しつつも、カスタム系ギターさながらのバランス感&弾き易さも併せ持つことを実現できました。ヴィンテージ系カスタム系問わず幅広いSTプレイヤーに支持してもらえるものになったと思います。
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