2005.09.15
Moderncaster TL-Custom Type
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- Neck:1 piese Mahogany
- Fingerboard :Brazilian Rosewood (7-1/4'')
- Scale : 25.4"
- Fret : Jim Dunlop 6230
- Tuner : Gotoh 6連 Kluson Type Side Hall Pegu Nickel
- Nut : Bone
- Body : 1 piece Mahogany
- Pick Up (Neck): Lindy Fralin P-92(Nickel)
- Pick Up (Bridge):Johan Lundgren /Telecaster Vintage (7.3KΩ)
- Contorol : 2 Volume 2 Tone 3 toggle SW
- Bridge : Callaham Vintage T Model
- Finish : Steel Gray Metallic (All Lacquer)
- Strings : D'addrio EXL-110 (10-46)
昔っからローリング・ストーンズのキース・リチャーズが愛用してる事でも有名で、ここ数年は縦ノリ系音楽を演るギタリストくん達にも多く支持されている 「F社のTelecaster Custom」。
その雰囲気を活かし、当店なりのアレンジを加えたモデルを1本作ってみたくなり、製作を開始したのがコノ「Moderncaster T-Custom」です。
F社オリジナルのTE Customですと、設定の問題でMix以外のポジションが使いズラく、フロント・オンリーやブリッジ・オンリーでの単体使用が難しかったんですが、当店では全体の設定ポイントを修正し、単体ポジションでも、勿論Mixポジションでも"使える"進化したT-Customを作る事にしました。
ボディ材には、素材として素晴らしい潜在能力を持った木採りの良い上質な1枚板の「マホガニー」が入手出来たので、"1ピース"にて使用し、ネック材にも同じく良質な"1ピース"の「マホガニー」を使用。もう既に皆さんは御存知かと?思いますが、当店はとにかく「マホガニー」という材が持っているサウンド・クオリティーに惚れ込み、特にテレキャスターに対し採用した際のレンジやレスポンスにはタマラナイものを感じます。そして指板には「フラット貼りのハカランダ(クレイ・ドット)」を貼り合わせました。 フロントPUは「リンディー・フレイリン」で新しく開発された「P-92」を搭載。このモデルはルックスが3対3のフェンダーのハムバッカーなのにサイズはノーマルのハムバッカーで、サウンドは"P-90"という逸品なのである。 ブリッジPUには、スウェーデンの「ヨハン・ランドグレン」が手巻きで製作した"ノーマル・モデルより若干出力のある7.3KΩ仕様"による「Telecaster Vintage」を搭載。 ハード・ウェアには、音質や材質、そしてビスの1本に至るまで遊びが無く完成度の高い「カラハム」のパーツを採用。アッセンブ
リにはクライオ処理が施されたパーツ類を搭載。 フィニッシュは、ヴィンテージ・ギターでも使われ、音響効果に優れているニトロセルロース・ラッカー(色は、日本塗料工業会が発行している”オートカラー2004年版”を参考にした「スティール・グレイ・メタリック」)を使用しております。
オリジナルでは存在しない白の3プライ・ピックガードに、サイバーでパンキッシュなスティール・グレイ・メタリック色が逆に品良くスタイリッシュにまとまっています。
サウンドは想定通り、ファットでタイトなブリッジPUに、ウォ〜ムでギブソン寄りな音の出るフロントPU。それらが合わさったMixのサウンドは和音の分離も良くリードにもバッキングにも最適で、従来のTEカスタム・サウンドは残しつつ、更に用途を広げオールマイティーに使える逸品に仕上がったと思います。
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